■ 抄録・要旨
| これまでに報告例の少ない都市部の大気におけるPM1の現状について、PM2.5との比較を行いながら、調査を行った。PM2.5とPM1の分級にはサイクロン式分級装置(URG-2000-30EHおよびURG-2000-30EHB)を用い、都市大気は早稲田大学大久保キャンパス51号館屋上(地上65m)、沿道大気は、明治通り近傍で捕集した。捕集時間は48時間とし、金属成分はICP発光分析、炭素成分はCHNコーダーを用いて分析した。
PM2.5、PM1濃度は11月から1月にかけて濃度が増加した。PM2.5にしめるPM1の割合は、都市大気、沿道大気ともに70〜90%で推移していた。
EC濃度にも同様の傾向が見られ、大気安定度が高まったことで濃度が高くなったものと考えられた。
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